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そうめんのふる里『大和三輪』と『一筋縄』History

 

一筋縄のこだわり

 『大和三輪』は、わが国最古の大神神社(おおみわじんじゃ)のご神体三輪山の麓に位置し、『山辺の道』起点となっています。古くは『古事記』や『日本書紀』の舞台であり、万葉の時代よりいにしえの人びとそして今も旅人の心のふる里になっています。

 そうめんの起源は、遣随使の時代に和名『牟義縄(むぎなわ)』(正倉院文書)が伝来し、約千二百年前、上神主(だいかんぬし)大神朝臣狭井久佐(おおみわのあそんさいくさ)の次男穀主(たねぬし)が、飢餓を救うために収穫された小麦粉と三輪山の霊水を原料として保存食を作ることを勧めたのが手延べそうめんの起源といわれています。
 
 
弊社山下家のそうめん造りは、一八〇四年(文化元年)初代与八が農閑期の副業として取り入れて以来、創作麺職人 六代目山下勝山(やましたかつざん)は、食された方にご満足いただける麺づくり一筋に生きることを守り、家訓・家伝を礎に七転八起の末に、究極のそうめん『一筋縄』を誕生させ、ここに『麺を通じて食の満足を提供する』との理念を得ました。京都老舗料亭の亭主様の方に『麺の天才』とのお誉めもいただき、常に心の支えとしてお世話いただいております。一筋縄をいつまでも細く永くご愛顧賜りますよう心よりお願い申し上げます。
 
 

三輪山勝製麺の沿革Company history

文化元年 与八、農閑期の副業としてそうめん造りを取り入れる
安政6年 そうめん造りを2代目勝二に伝える
明治21年 そうめん造りを3代目勝太郎に伝える
明治22年 山勝製麺所を設立する
昭和7年 4代目勝弘が受継ぐ
昭和55年 屋号を三輪そうめん山下と改める
素麺師の会 山下会から麺匠三輪会約30名を結成する
昭和60年 三輪そうめん山下を株式会社三輪やましたとして新発足する
平成12年 正昭が6代目麺匠 山下勝太郎を襲名する
平成14年 株式会社三輪山勝を新発足し、六代目 山下勝山を襲名する
平成15年 新工場完成(桜井市出雲1217)
平成17年 三輪山勝製麺を創立する
平成19年10月 株式会社 三輪山勝製麺を設立する